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2014-05-29

父  逝く。

安田庄太郎 逝く

 

 平成26年5月26日朝、 

 

安田庄太郎は92歳の誕生日を迎えることなく、自分の寝床に股を開いて両手を胸に当て眼鏡はデコチンに掛けた姿で目覚めぬ姿となっていました。

 

 

 前日の日曜日、 五反田の畑に梅を捥ぐ姿がありました。

 

 梅の木の下で一服する姿は、いつもと何ら変わる様子のない野良仕事スタイルで尾道水道を眺めておりました。

 

 

 ただひとつ変化を見付けようとするならば、土曜日の精彩園にデイケアに出向いた際、身に着けていましたシャツをそのまま着ていたことぐらいです。

 

 

 土曜日のデイケアでは、下痢気味で脱糞をしたみたいでして介護職員の中田さんの手をわずらわしてしまったことに動揺を隠せなかった様であります。

 

 その際、交換しましたズボンは精彩園のモノでありまして、それを貰うべく防地のウチを訪ねようと五反田の畑の下をバイクで通りかかったら、 オヤジの姿が梅の木の下にあったのであります。

 

 もちろん、失敗しましたズボンは我が家で洗濯をしまして、それを持って行くことが第一目的でありました。

 

 

 履いて帰ったズボンは、自らが精彩園へ持参したものと”いちがい”をはった言葉には張りがありました。

 

 

 そこには全くいつもの父でありました。

 

 

    月曜日の朝まで何があったのか!?

 

 

 腰のコルセットは外しまして床の上に在りました。

 

 

 ズボンは脱ぎかけた状態でした。

 

 

  穏やかな寝顔で天井に顔を向けていました。

 

 

   見事! あっぱれ! な最後。 と言うのが当たっています。

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